今月のさくらFM音楽室「稲葉和裕のミュージック・
ジャーニー」で、あるリスナーさんから薦められた
小説、「ミス・リグビーの幸福」(片岡義男著・早川
書房)を早速、買ってみました。
読書は苦手なのですが、幸いこの本は短篇集
なので読み易く、推薦いただいた2篇、「旅男たち
の唄」と「ムーヴィン・オン」はすぐに読み終えること
ができました。
カントリー・ソング、グランド・オール・オープリー、
南部の地名などの言葉にも興味がそそられ、
楽しく読ませていただきました。
筆者の何気ない事柄や空間の描写が、読者の
イメージを拡げてくれます。
書かれている歌詞の一節や短篇の題名が有名な
カントリー・ソングのそれと同じだったりもして、
なぜか読者の私は、筆者のことを色々と推理し
ながら読んでしまいます。