ブルーグラス出身でカントリーのスター、そして
自身の「ヒルビリー・ロック」のスタイルを確立した
マーティー・ステュワート氏が、故レスター・フラット
のトレードマークとして知られる1950年製のマー
ティンD-28を2月13日、カントリー・ミュージック・
ホール・オブ・フェイムに寄贈したそうです。
ステュワートは、幼少からフラットに目をかけられ、
フラットのバンド、ナッシュヴィル・グラスでデビュー
し、長年このギターを個人的に弾かせてもらって
いたという。
1979年のフラットの死後、娘さんから譲り受けた
歴史的なこの名器を寄贈したステュワート氏に
脱帽!
往年のスターたちのコレクターとして有名なステュ
ワートはこれ以外にも、親交の深かったジョニー&
ジューン・カーター・キャッシュの衣装や、ハンク・
ウイリアムズの衣装なども寄贈している。
なお、フラットは、このギターを1950年ウエスト・
ヴァージニア州チャールストンの質屋で115ドルで
購入したという。
その後、このギターでフラット&スクラッグスの
全盛期のレコーディングを残している。
すでにカントリー・ミュージック・ホール・オブ・フェイム
に飾られているジミー・ロジャーズのギター、メイベル・
カーターのL-5、ビル・モンローのF-5などと共に
来館者の眼を大いに楽しませてくれることでしょう。