DVDの映画には、運がよければ大抵、出演者、
あるいは裏方スタッフのインタビューや製作
裏話が聞ける特典メニューがおまけで付いて
います。
本編では想像もつかなかった苦労話やスタッフ
ならではの裏話が、作品の芸術性をさらに
高めてくれます。
数日前、「明日に向かって撃て("Butch Cassidy
And The Sundance Kid")」(1969年)のDVD
を購入して、再度、楽しみました。
名ガンマンのサンダンス・キッド役を好演した
ロバート・レッドフォードは、当時、まだ無名
だったということで、プロデューサーはなんと
スティーヴ・マックイーンに出演の依頼を試み
たが断られたとか、ポール・ニューマンとキャサ
リン・ロスの有名な自転車の二人乗りシーンでの
挿入歌、"Raindrops Keep Fallin' On My Head
(「雨にぬれても」)"が持つ映画との意味合い
なども特典メニューのインタビューで知ることが
できました。
一口に映画と言っても、多くのスタッフが膨大な
時間と労力(時には命を懸けて)を費やして
生み出した作品であり、その細部まで楽しんで
こそ、製作者たちの意図を理解することができる
と思います。
映画を観ながら、歌にもそれだけの労力と気持ち
を込めて臨まないといけないと感じる今日この頃
です。